「まほろ駅前多田便利軒」レビュー
こうして記録するのも、、随分久しい。
飽き性にも程があるが、そんなことはどうでもいい。
今回は、「まほろ駅前多田便利軒」のレビューを書こうと思う。
これを観たのはもう3週くらい前なので、記憶が曖昧な部分もあると思うけれど、
いかんせん、これは私の忘備録だ。優しい気持ちで見てやってほしい。
「まほろ駅前多田便利軒」は、三浦しをん氏の原作による。三浦しをん氏といえば、有名なのは「舟を編む」であろう。そちらも映画化されていたが、地味だけど味わい深い映画だった。
これもその様な、大した(といってはなんだが)ハプニングが起こるわけでもない。
しかしながら、登場人物の便利屋の多田と行天に絆が生まれていく過程は見ていて心打たれるものがある。
それを小物で表現しているのが、すごくいい。
それが、煙草であることも。
近年、煙草はあまり好まれるものではない。しかし、主人公2人は平気で吸うし
なんなら煙草シーンで小映画作れそうな勢いである。
そういう意味で云えば、一昔前の正統派であり、今の邪道であるキャラクターであろう。
煙草をあげたり、煙草の箱が一緒に並んでいるシーンや
もうなんともいえない意味が込められていて見ていてじーんとする。
キャラクターで云えば、皆一癖あって、妙に現実的で、すかっとするような映画ではない。
ないけれども、どこか懐かしい、一昔前のヒーロー達がダサく助けてくれる、「懐かしさ」を持った映画だと思った。
…って、この感想、映画観てないとわかんない感じだな。
まあ、いいか…。続編が今やっているので、観に行きたいな。
以上。