「プリティ・プリンセス」レビュー
ディズニーを好きな人は多い。
ディズニーの世界の幻想は,「非日常」を提供するからだろう。
「有り得ない」からこそ、人はそこに興味を抱き、心酔できるのであろう。
ディズニー映画も、また然りである。
『プリティ・プリンセス』(原題: The Princess Diaries)は、2001年に公開されたアメリカ合衆国の映画。メグ・キャボットの『プリンセス・ダイアリー』を原作とする。プリティシリーズではない。ある日突然、自分が高貴な身分の出自であることを明かされた、ごく普通の女子高生を主人公にしたシンデレラストーリー。また2004年には、続編である『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』も製作された。(Wikipediaより引用)
現代版シンデレラストーリーである。好みそうな人は多い。原題をそのまま訳すと、
「王女の日記」となるところを、「プリティ・プリンセス」と訳したところに、日本人のニーズを感じるところではある。プリンセス物はヒットする。分かりやすく、姫を強調した方が、客を呼べそうな気がする。「アナと雪の女王」とか。
地味で冴えない主人公が、美しく変化していく様は観ていて小気味良い。(そもそも元々がいいのだが。アンハサウェイだし。)
この映画の良い所は、
主人公が(最初は)地味で冴えない ⇒ 綺麗で強い
という対比に加え、
プリンセスになりたくない⇒ プリンセスとして生きていきたい
という対比が明確である点であると考える。
16歳で突然プリンセスであることを知るという、突飛な設定な分、
デティールが細かくないと,世界観に入り込めない。
プリンセスであることを知らされなかった経緯であったり、
親子、孫と祖母の関係性が丁寧に描写されていて、観ていて、興味深かった。
また、ディズニー映画に良くいる、明確な「悪役」もいて、全体として
観やすい映画だと思った。
2があるらしいので、観たいと思います。
とりあえず、以上。