「ハウルの動く城」レビュー
またもや、久々の更新になってしまいました。
私のパソコン、調子が戻ったと思ったら、また壊れて…(´;ω;`)
まだ、購入して、2年くらいだと思うのだけれども………!ノートパソコンの寿命は
どのくらいのものなのだろうか? それとも、私の使い方が悪いのか…??
まぁ、気ままにやっていこうと思います(^▽^)/
私のブログは途轍もなく自己満足ブログなので 少々、変わり者 心優しき人がふらっと読んでくれるくらいだと思いますが、
読者様が1名付いたことですし、出来る限り更新したいと思います(^▽^)/
今回はハウルについて記録しておこうと思います。10月の始めに金曜ロードショーで
やっているのを観ました。
数回観ているのですが、改めて思うところがあったのと、先日「ジブリの大博覧会」を見にいったので、ハウル雑感を記録しておこうかと思い、キーボードを叩いております。
「ハウルの動く城」(2004年公開 そんな前なのか…)は、「千と千尋」(2001年)以来の宮崎駿監督作品。「「千と千尋」は宣伝のおかげでヒットした。」というような話を聴いた宮崎駿監督は、「公開の前からいろいろ情報を出して、大々的に宣伝するのはやめよう」とおっしゃられたそう。職人よな…。自分の関わる作品に自信があるから言えることだよな…。
そこで、プロデューサーの鈴木敏夫さんは、「ハウルの動く城」では予め大々的に宣伝しない、「宣伝しない「宣伝」」をすることをしたみたい。直前まで具体的なことは語らない。一週間前くらいになって、詳細を発表することで、結果的に世間の注目を集めることができた、という逸話があるらしい。(参考:「ジブリの大博覧会展」 2015年 スタジオジブリ)
「ハウルの動く城」の初見は映画館のはずですが、何しろ小学生だったもので(年齢がばれるw)、広告などはあまり意識していませんでした。
「ハウルの動く城」の成功の裏にはそのような宣伝戦略があったのだなぁと
大人になって、しみじみと考えさせられました。
で、何度目かみた私の雑感。
ハウルは、木村拓哉過ぎる。 木村拓哉さんキャスティングした人ナイスすぎる。
・荒れ地の魔女、美輪明宏大先生、完全に一致。これ、たしか、あて書きだったの
だよね?素晴らしいキャスティング。
・全体的にキャスティング、ベリーグッド。声と絵と世界観が有っている。
・考えさせられる物語だよな…。
…ってところが、雑な感想!
そして、一点気になったところがあったので、私なりに考察してみたいと思います。
それは、登場人物の髪色! 色彩心理学があるように、色の持つイメージでキャラ分けしてあるのかなと思い、調べてみました。
ハウルから!ハウルの髪色は、金髪 → 橙 → 紺 へ変化します。ハウルの髪色が変わった際、ハウルは相当凹んでしまいます。髪色が変わった以降から、自分語りが多くなるので、髪色の変化はキャラクターのパーソナリティーを反映していると見て、間違いはないと思います。
<ハウル>
金色のイメージからなる性格
大人、リッチ、威厳がある、指導者、心が豊かな人、よく出来た人間だと思っている、自分に満足している、自分は幸せだと感じている、人助けに喜びを感じる、個人主義、成り上がり、結果だけを求める、カリスマ、ブランド志向、目標が高い、主役になりたい (下線部は、特にキャラクターの性格と一致する点、以下同様)
金髪のハウルの勝ち組感は半端ない。そりゃ、「美しくなければ生きていたって意味がない」(意訳)っていいますよね。
↓
橙のイメージからなる性格
チャレンジ精神が旺盛、仲間意識が強い、社交性が高い、リーダーシップがある、何にでも首を突っ込む、うるさい、ノリが合わないとダメ、見栄っ張り、明るい、元気に見られたい、小さなことでも幸せを感じる、親切、嫌と言えない、頑張っている自分が好き、自分に自信がある、オールマイティ、積極的、世話好き、目立ちたがり屋で寂しがり屋、人懐っこい
橙の髪色は金 → 紺 の間の一瞬だけ(のはず)。だけど、浴槽から出てきて憤慨する
ハウルの姿に、ハウルの心中みたいなものが表出しているような気がします。
↓
紺のイメージからなる性格
信用できる、戦略的、ストイック、プライドが高い、冷静、常識人、慎重、相手を尊重する、思いやり、気配り、謙虚、サポーター、品性がある、世間体を気にする、控えめ、ミスを許さない、遊び心に欠ける、冷たい印象、ルールにとらわれる、ノリが悪い、自分をおざなりにする、人にも気を遣わせる、責任のない場所に安住、意思が弱い、八方美人、優柔不断、静かにしていたい、自分がどう見られているか気になる、恥ずかしがり屋、知的でいたい、笑われたくない
自信家に見えたハウルが自分語りをするようになるのは、髪色が紺になってから。
自信の無い自分を表出しているのだけれど、同時に責任感だったり、優しさみたいなものが伝わってくる印象。
結論ー どのハウルも愛おしい。
続いてソフィー。ソフィーは 茶色 →銀色 に変化します。ソフィの銀色の髪美しいですよね…!
<ソフィー>
茶色のイメージからなる性格
堅実的、安定志向、マイペース、信頼がおける、現状維持を好む、変化を嫌う、自然志向、頑固者、堅物、遊び心に欠ける、仲良くなるのに時間がかかる、泥臭い、融通が利かない、落ち着いている、人の後ろにいる方が好き、不満を我慢する、目立ちたくない、隠居したい、コツコツやりたいタイプ
ソフィーの最初のキャラクターって、すごーーーーく、地味なんですよね。
凡庸というか。それが、茶色のカラーイメージと重なるといいますか…。
多彩な色を使っている、この映画だからこそ、最初の髪色はやはり、凡庸さを
現わしているのかなと思います。
↓
銀色のイメージからなる性格
判断能力が高い、理想が高い、優しい、紳士的、秘めたる自信、理屈っぽい、意固地、ヨーロッパ志向、趣味人、クール、批判的、参謀タイプ、孤独を愛する寂しがり屋、信頼できる人柄、頼られるのを好む、目に見えないものを感じる
荒地の魔女に呪いをかけられて、髪の色が一転します。最初は銀色の髪のおばあさんになるわけですが、銀色の髪の毛になってからの方が、キャラクターとして魅力的に書かれている。これも、銀色の持つイメージを反映させて、作っているのかなと考えました。
続いて、カルシファー(炎だから、赤なのは当たり前だけども…w)
<カルシファ―>
赤のイメージからなる性格
決断が速い、行動力がある、負けず嫌い、頑張り屋、元気、指導者、目立ちたがり、飽き性、まわりを疲れさせる、慎重さに欠ける、怒りっぽい、ケンカっ早い、手のひらを返す、せっかち、感情で動く、脚光を浴びたい、派手好き、持続性が欠ける、上昇志向
赤って活発なイメージがありますよね。赤という色は、カルシファ―のキャラクター
そのもののような気がします。
荒地の魔女は、紫ですね…!
<荒地の魔女>
紫のイメージからなる性格
美意識が高い、精神性が高い、ミステリアス、こだわりが強い、浮き世離れ、協調性がない、効率が悪い、理解しづらい面がある、妄想癖、現実逃避、人と同じなのは嫌、優しい、静かな所が落ち着く、絵が好き、芸術に関わっていたい、自分のセンスに自信がある、繊細、少し変わっている、クリエイター、ナルシスト
「紫」という色は高貴な色ではありますが、同時に得体の知れない不気味さを演出する色でもあります。紫を使用することで、どこか捉えがたい荒地の魔女のイメージを
増幅させているような気がしています。
…ざっと、こんなものでしょうか。すごい曖昧な分析になってしまった。
色による影響は、他の映画でもあると思うから、また分析してみたいな♪
雑なブログだったけれど、少し楽しかったな!(^▽^)/
また、何か映画観て、何かかければと思います(^▽^)/
※ 色のイメージによる性格は、
を参考にさせていただきました。