「名探偵コナン 業火の向日葵」レビュー
去年、久しく行ってなかったコナンの映画に赴いた。細々とした突っ込み所は多々あったが、とても興味深く見ることができた。
そして、今年。
去年、一緒に行った友人とまた、機会があって、観に行くことにした。
観に行きたいと思った一番の理由は、キッドが出ているからというものだが、
私のキッド愛を文字にしようと思うと、とてつくもなく文字数がかかってしまいそうな気が
するので、今回は断念することにする。
指定されたスクリーンに入ると、結構な数の大人がいた。映画も今年で19作目という長期にわたってことを制作されていることを考えると、妥当な結果なのかもしれない。
以下ネタバレ。
・コンビ愛が熱い。
新一(コナン)×蘭 はいつもの通りとして、
コナン × キッド
キッド × 爺
園子 × 蘭
とくまぁ、とにかく熱い絆が描かれているのである。
今回、とりわけ描かれていたのは、
コナン(工藤新一) × 哀(宮野志保)
のコンビについてのエピソードではないだろうか。
哀のコナンに対する恋心が、今回ほど明確に提示されることは
無かったように思う。「叶わぬ恋」と知りつつも、恋焦がれる哀の
恋心に胸打たれます。コナ哀強し。
・蘭ちゃん最強説。
いや、蘭ちゃんは常に最強なんですけどね?
銃で壊れなかったコンクリートを足蹴りでどうにかしちゃうの、最強すぎる。
コナンとキッドも、蘭ならコンクリートを壊せると信じて疑わないの、可笑しすぎる。アニメとわかっていつつも、突っ込みを入れたくなるよね。
それも、コナン映画の面白いところである。
・そういえば、園子って財閥の令嬢だよね、って映画で気づかされるよね。
今回も、鈴木財閥は向日葵の絵を3億ドル(300億円)で、さらっと買っている。
園子は弁もたつし、黙っていれば美人だし、男性を呼び捨てにしないし(友人に言われて気づく)、結構淑女。
・ゲスト声優=犯人 アゲイン
去年の映画では、ゲスト声優である福士蒼汰さんが犯人という、コナンの映画では
私の知るところ無かったサプライズがあった。それ自体はしてやられたという感じでよかったのだか、今回もゲスト声優(榮倉奈々さん)が真犯人だったのだ・・・。
驚きが少なくて、ちょっと残念。(というか、ゲスト声優は犯人だったことよりも犯行理由はちょっと・・・という感じだった。これもコナンらしいが。)
ふ
・なんだかんだ言って、面白い。
コナンの映画は、突っ込み所多数だが、なんだかんだキャラクターがしっかりしているから、楽しめる。人気なのもうなずける。
来年は20作目で、黒の組織も関わってくるようだ。
来年も、何だかんだ云いながら、映画館に赴くような気がしている。
足取りは軽やかに、ステップを踏みながら。